コスモ石油は、海外技術協力センターを通じて、(財)国際石油交流センター(JCCP)や(独)日本貿易振興機構(JETRO)の公的研修事業制度などを活用し、産油国および発展途上国との技術交流を通して友好関係の維持発展に努めています。
2006年度の主な活動2006年度は、中東のUAE、カタールなどを中心に、中国ほかアジア諸国から13ヵ国、22機関(国営石油精製会社または石油関連研究開発機関)と技術交流を行い、155名の海外からの研修生を日本に受け入れるとともに、コスモ石油グループからも延べ58名の専門家を派遣し現地での技術交流を行い関係強化および人脈構築に努めました。JCCP直轄コースでは、コスモ石油製油所や中央研究所に延べ128名の海外からの研修生を受け入れ、研修を行いました。研修テーマは、従来からの石油精製技術、生産・品質管理や設備保全技術等から、環境保全技術や省エネ技術についての研修に関心が高まってきています。
2004年にイラクと日本の政府間で合意された二国間協力に関する共同声明に基づき、石油産業施設等の復興支援活動の一環として、JETROが公募するイラク人技術者を日本に受け入れて行う研修事業を受託、実施しました。2006年の9月から10月の1ヵ月間、イラク石油省の製油所技術者20名を受け入れ、製油所の環境保全技術管理をテーマに、実践的な環境保全技術・手法について
研修を実施しました。


受け入れ・派遣研修実績
民間協力事業として、日揮(株)、千代田化工建設(株)などのエンジニアリング会社と共同で、産油国におけるプラント建設助成や運転支援事業にも取り組んでいます。20年以上の実績があり、最近の実施例としてはオマーンで2006年8月に稼働したソハール製油所での建設・運転支援などがあります。コスモ石油の技術に対し相手国側から高い評価をいただいています。
(財)国際石油交流センター(JCCP)の資金援助のもと、産油国への専門家派遣や日本受入研修、各種プロジェクトF/Sへの技術協力などを行っています。2006年度は、イラン国営石油精製販売(NIORDC)バンダルアバス製油所の環境保全・運転最適化に関する現状調査を行い、環境改善案をJCCPに提案しました。NIORDCからも高い評価を受け、2007年度のF/S調査につながっています。オマーンでは、2004年度から3年間をかけ、オマーン国営石油精製(ORC)ミナ・アル・ファハール製油所の排水処理装置
および臭水処理装置(SWT)の運転技術改善実行計画を提案しました。2006年度は海水淡水化装置等の改善にも取り組み、有意義な成果を上げることができました。
アブダビ技術短期大学(HCT)は、アブダビ国営石油(ADNOC)やアブダビ国営石油精製(TAKREER)への人材供給を行っている教育機関です。海外技術協力センターでは、1999年から、HCTの学生を定期的に日本に受け入れ、石油精製プロセスや環境、試験分析等、石油精製技術についての研修セミナーを1年に3回実施しています。
地域に密着した貢献活動
コスモ石油グループでは、海外の事業所にて、チャリティー活動や環境保全活動など、地域に密着した貢献活動を行うことにより、現地の方々との交流を図っています。
2006年度の主な活動

マングローブ植林後の緑豊かな島
(ムバラス油田/アブダビ)

