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こうかんエッセイ 第25回 ~コスモと考えるフィランソロピーの今日・未来(あした)~

最新エッセイ 2010年1月26日Vol.25

車椅子バスケの楽しさを伝えたい!~アメリカで学んだ車椅子バスケを日本へ~

NPO法人Jキャンプ理事長 及川 晋平

車椅子バスケとの出会い

バスケットに夢中になっていた高校1年の冬に、突然骨肉腫という小児がんにかかり5年間の闘病生活を送ることになった。そして、命の変わりに大事な右足を失うことになる。何もかもがゼロからのスタートだった私は、退院して長野の山でリハビリをしながら、生きる道を模索していた。そんなとき、私が以前にバスケをしていたことを聞きつけ、近くの車椅子バスケチーム(千葉ホークス)のキャプテンが声をかけてくれた。もう諦めていたバスケットボールにまた出会えると思っていなかった私は、ボールの感触、仲間、汗、に感動し、もう一度この「バスケットボール」に挑戦することを決めた。

アメリカ留学

障害を持ったことに対する劣等感をなんとか拭い去るために、23歳の時、単身で留学に挑戦することを決め、ワシントン州シアトルに渡米した。留学中も車椅子バスケのことを忘れることができず、世界で一番強い車椅子バスケを体験したい!という思いから、カリフォルニアの大学に移り、全米No.1のクラブチームに移籍した。留学中の車椅子バスケ生活は、日本にいるときとは全く違う世界だった。バスケが母国スポーツであるアメリカならではのバスケ文化は、日々の辛い練習も楽しいものに変えてくれた。そして、この素晴らしい環境での4年間が、夢でもあった日本代表に進めてくれた。

この楽しさを日本にも!

アメリカ留学を終え帰国した私は、この素晴らしい「車椅子バスケ」をなんとか日本の若者たちに紹介したいと思い、NPO法人Jキャンプを立ち上げた。アメリカでは、夏になると車椅子バスケットボールキャンプが大学という場を使って行われている。全米中から、または世界各国から100人近い車椅子のバスケ選手が集まり、4日間(一日8時間)のスケジュールを泊りがけで行い、車椅子バスケの基礎を楽しく学ぶ。このモデルをイリノイ大学の車椅子バスケットボール部と協働で、日本用にアレンジし、2001年の夏にとうとう日本でスタートした。日本では、多くの車椅子利用者が宿泊し、体育館で何日もバスケをすることができる、という環境がまだなかなかない。したがって、多くの協力者、賛同者のご支援を頂きながら、このキャンプを毎年、毎年開催し、車椅子バスケの楽しさを若者たちに伝え続けている。

及川さんの写真

及川 晋平

【Shinpei oikawa】

プロフィール

NPO法人Jキャンプ 理事長

現在東京都車椅子バスケットボールチーム
NO EXCUSEに所属 ( http://noexcuse.jp/ )

1998年 シドニーゴールドカップ、
2000年 シドニーパラリンピック、
2002年 北九州ゴールドカップ日本代表。

スラムダンク、バガボンド、リアルの作者である井上雄彦のHPで、コラム「しんぺ~の車椅子バスケ的日常」を連載中 ( http://www.itplanning.co.jp/baske.html )

NPO法人Jキャンプ ( http://homepage.mac.com/campfrom2001/index.html )


本文ここまで

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