パプアニューギニアのニューブリテン島にクランプン村はあります。およそ500人が暮らす集落の周辺には熱帯雨林が生い茂り、
森がもたらす恵みを糧として、村はその歴史を刻みつづけてきました。彼らの生活を支えてきたのは焼畑農業です。
伐り拓いた森に火を入れることで生まれる灰を養分として作物を育て、森の回復をはかるために一定期間で耕作を放棄し、
次の森へと移動するこの伝統的農法は、人と自然が共生可能な農法といえます。しかし、近年の急激な人口増加やたび重なる自然災害の影響で、
森の人々の生活環境は悪化し、森の節理に適った昔ながらの焼畑だけでは暮らしてゆけないという現実に多くの人々が直面しています。
結果として、焼畑の耕作地は森の再生スピードを越えて広がり、熱帯雨林の破壊要因のひとつにもなっています。
生活や文化の基盤となるべき森を、目の前の暮らしのために消費しているという切実な状況が、パプアニューギニアの各地で
顕在化し始めているのです。2001年、私たちはクランプン村で、稲作を中心とする定地型有機農業が普及するための支援活動を開始しました。
同じ耕作地で安定した食糧生産が可能な定地型農業が根づけば、彼らにとって森に火を放つ必要はなくなります。
もちろん、この活動の目的は熱帯雨林の保護にありますが、しかし私たちの一方的なエコ意識の押しつけなどではなく、森の本当の豊かさを知る人々が、
森とともに明日に向かうために必要な農業技術の修得を願っていたという事実を前提とした活動でもあります。
私たちは何度も村に足を運び、現地で活動するNPOやNGOの方々のサポートを受けながら、対話を重ね、交流を深め、このプロジェクトを進めてきました。
まず最初の支援として、1棟の精米小屋と1台の精米機を寄贈した3ヶ月後、この地域の稲の収穫量が約4倍に増えたという嬉しい報告も受けました。
クランプン村からスタートしたこの活動は、現在、さらに3つの拠点が加わり、それぞれに成果を生みつつあります。
地球温暖化の原因となるCO2を吸収し、生物種の大半が生息する熱帯雨林を次代に伝えてゆくことは、いまを生きる私たちの責務です。
森に暮らす人々がかかえる食糧難や貧困といった問題が解消されることで、残すことのできるいくつもの森があります。
人の明日を守り、森を守る。そんなエコがあることを、私たちは紙面を通じてご報告させていただきます。この活動にはコスモ・ザ・カード「エコ」の会員の皆様からの寄付金も役立てられています。多くのお客様のご好意に、コスモ石油は心から感謝いたします。
森がもたらす恵みを糧として、村はその歴史を刻みつづけてきました。彼らの生活を支えてきたのは焼畑農業です。
伐り拓いた森に火を入れることで生まれる灰を養分として作物を育て、森の回復をはかるために一定期間で耕作を放棄し、
次の森へと移動するこの伝統的農法は、人と自然が共生可能な農法といえます。しかし、近年の急激な人口増加やたび重なる自然災害の影響で、
森の人々の生活環境は悪化し、森の節理に適った昔ながらの焼畑だけでは暮らしてゆけないという現実に多くの人々が直面しています。
結果として、焼畑の耕作地は森の再生スピードを越えて広がり、熱帯雨林の破壊要因のひとつにもなっています。
生活や文化の基盤となるべき森を、目の前の暮らしのために消費しているという切実な状況が、パプアニューギニアの各地で
顕在化し始めているのです。2001年、私たちはクランプン村で、稲作を中心とする定地型有機農業が普及するための支援活動を開始しました。
同じ耕作地で安定した食糧生産が可能な定地型農業が根づけば、彼らにとって森に火を放つ必要はなくなります。
もちろん、この活動の目的は熱帯雨林の保護にありますが、しかし私たちの一方的なエコ意識の押しつけなどではなく、森の本当の豊かさを知る人々が、
森とともに明日に向かうために必要な農業技術の修得を願っていたという事実を前提とした活動でもあります。
私たちは何度も村に足を運び、現地で活動するNPOやNGOの方々のサポートを受けながら、対話を重ね、交流を深め、このプロジェクトを進めてきました。
まず最初の支援として、1棟の精米小屋と1台の精米機を寄贈した3ヶ月後、この地域の稲の収穫量が約4倍に増えたという嬉しい報告も受けました。
クランプン村からスタートしたこの活動は、現在、さらに3つの拠点が加わり、それぞれに成果を生みつつあります。
地球温暖化の原因となるCO2を吸収し、生物種の大半が生息する熱帯雨林を次代に伝えてゆくことは、いまを生きる私たちの責務です。
森に暮らす人々がかかえる食糧難や貧困といった問題が解消されることで、残すことのできるいくつもの森があります。
人の明日を守り、森を守る。そんなエコがあることを、私たちは紙面を通じてご報告させていただきます。この活動にはコスモ・ザ・カード「エコ」の会員の皆様からの寄付金も役立てられています。多くのお客様のご好意に、コスモ石油は心から感謝いたします。
( 2003年10月制作 )


