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「試みの農園」篇 (環境)

「試みの農園に、実りゆくもの。」

広告掲載文

美しい空が広がり、のどかな時間が流れる村で、私たちは、ひとつの願いを叶えるための活動を始めています。
ソロモン諸島マライタ州のフィユ村が、その試みの舞台です。私たちはこの村の一角に、パーマカルチャーセンターという名の農園を開設しました。
とはいえ、ここには、今はまだ3ヘクタールの農地と雨や風がしのげる何棟かの小屋があるだけです。
まずフィユ村やその近隣の人々が自由に集える場であること。そして、そこでの対話や作業を通じて、稲作を始めとする定地型有機農業や、炭作りや養豚といった技術を身につけた人材が数多く育ってゆく場であること。
簡単に説明すれば、それがこの農園の目的です。技術を伝えるためのカリキュラムや、農作業への参加の義務はありません。
約20名のインストラクターと村人たちが、例えば稲をより豊かに実らせるために、ともに悩み、ともに学んでゆく中で、この村にふさわしい農業がしっかりと根づき、それがソロモンという国に少しずつ広がってゆくことを、私たちは夢見ています。
ソロモン諸島は、2000年に起きた民族紛争以来、海外からの支援が跡絶え、経済情勢は著しく悪化しています。
加えて人口増加による食糧不足や自然災害の影響で、熱帯雨林に代表される豊かな自然と人の営みが共存するかつての姿を失いつつあります。
同じ農地で確かな収穫が安価に得られる定地型有機農業の普及は、人々の生活に安定をもたらし、残された貴重な自然の保護にもつながります。
フィユ村の人たちは、米が食べたい、というまっすぐな思いで、この農園にやって来ます。
その思いを現実にする技術やノウハウを、彼らはいつか修得し、自然と調和した村の暮らしを次代に伝えてゆけるかもしれません。
パーマカルチャーセンターの活動を通じて、私たちが叶えようとしている願いとは、彼らが希望する持続可能な地域開発を彼らとともに達成することであり、もちろん、それは環境保全に向けた切実な取り組みに他なりません。
長い歳月をかけて、この村と親密な関係を築かれてきたNPOやNGOの方々の協力を得て、私たちはこれからもこの活動をゆっくりと育ててゆこうと思います。
最後に紙面を飾る写真に目を向けてみてください。彼らの生き生きとした表情は、私たちの農園の誇りです。
この活動にはコスモ・ザ・カード「エコ」の会員の皆様からの寄付金も役立てられています。
多くのお客様のご好意に、コスモ石油は心から感謝いたします。

( 2004年1月制作 )

新聞掲載広告 「試みの農園」篇



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