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北タイ山岳地帯 共有林地図作成

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地図:タイ 北タイ山間部の人たちが、自然に支えられた生活を再び取り戻すための「共有林地図」を作成しています。

78人のエコカード会員(寄付金500円/人)の支援で
村民1人が地図づくりの教育を受けました。

北タイ山岳部では、地元住民は森のなかで持続可能な豊かな暮らしを営んできました。
しかし、国がすべての森林を「国有林」に指定し、地元住民が森に住めなくなりました。再び森での自然に支えられた生活を取り戻すためには、現在の「国有林」が「共有林」として国に認められることが必要です。そこで、「共有林」の申請に必要な地図づくりを地元住民とともに行っていきます。

パートナー:Link~森と水と人をつなぐ会~






2009年

背景とプロジェクトの概要

タイでは、かつて行われた大規模な森林伐採とそれによって起きた災害・環境破壊を教訓に、厳しい森林保護法が制定されています。一方で、以前から森を利用して暮らしていた地域住民の暮らしは、森の利用が制限されたことにより、厳しい貧困に陥っています。

そこで、日々の生活に欠かせない村周辺の森(共有林)の一定の利用を認めつつ持続的に森を管理する「コミュニティー林(共有林)法」が考えられました。しかし、国会で議論されて10年近くたちますが、いまだ成立していません。

その一方で、同法の理念に基づいて森林管理グループを結成し、自分たちが管理したい森林の地図をつくり、国に申し出て、その利用が事実上認められる事例がでてきました。

また、村民による管理が行われている森林では、違法伐採などが起こりにくくなり、森林が再生しているといわれています。

こうしたことから、多くの村で地図作成の要望が高まっていますが、村民には地図づくりのノウハウがないため、地図が作成できない状況にあります。

このプロジェクトでは、共有林として国に認めてもらうための地図づくりを村民とともに行っています。

の写真
プランテーションで破壊された地域

の写真
複数の民族が同居するパンポーイ村


2009年度のプロジェクト実績

7村が参加して、共有林の地図作成に取り組みました。その際、当初は共有林の地図だけを考えていましたが、ほとんどの村には村の境界を示した地図がなく、地図をより有効に活用するために、村境を含めた地図を作成することになりました。

北タイの山村は面積が非常に広く、村境は山の稜線だったりします。既存の地図で確認できない場合は、そのすべてを村人とともに踏破して測定する必要があり、非常に時間がかかりました。

測定が終わると、地図とともに村の基礎的な情報(面積や人口規模、宗教、民族、文化、歴史、生物資源の情報など)を集めた「村の百科事典」を作成しました。これは、村民の教育や継続的な自治に役立ちます。

将来に向けたスタッフの育成も重要課題です。現地タイ人スタッフのスキルが向上し、GPSの利用のほか、パソコンを使った作図や衛星写真の活用、村民とのワークショップの手法など、大きく進歩しました。今後はスタッフの増員が大きな課題です。

の写真
GPSを見ながら地図をつくっていく

の写真
村民たちとともに村の歴史をまとめる


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