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南太平洋諸国支援

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地図:キリバス共和国、ツバル 地球温暖化の影響と言われている海面上昇で危機的な状況にある南太平洋諸国へ支援しています。

<キリバス>
500円でマングローブを2本植えました。
<ツバル>
19人のエコカード会員(寄付金500円/人)の支援で
1人の生徒が廃棄物について学びました。

南太平洋にあるキリバスとツバルは海抜が低く、海水面の上昇や波による土地の侵食が住宅の浸水や飲料水の不足など、さまざまな問題を起こしています。さらにツバルでは、輸入品によるごみの処理も問題になっています。そこで、海岸の浸食を防ぐためのマングローブ植林と、子どもたちへのごみ問題の啓発活動を行っています。

パートナー:
国際マングローブ生態系協会NPO法人Tuvalu Overview






2009年度の活動(キリバス)

背景とプロジェクトの概要

キリバスは、太平洋にある珊瑚礁でできた島嶼国です。周辺の島国の中でも特に海抜が低く、海水面が上昇すると海岸が侵食され、水産資源を育む生態系が破壊されます。さらに住宅が浸水したり、井戸に海水が流入して飲料水が不足するといった問題も発生します。

水産資源のゆりかごであり、海岸の浸食を多少なりとも緩和してくれるマングローブ林を再生することで、同国の持続可能な社会づくりをお手伝いしています。

また、地域住民や子どもたちに、マングローブを含めた自然の大切さを学んでもらい、資源の持続可能な利用と保全に自ら取り組んでもらうこと、すなわち「次世代の育成」も同時に進めていきます。

さらに、こうしたプロジェクトを進めていける習熟した技術者を現地に育てることも重要なミッションです。

2008年9月には、これまで植えたマングローブがどのくらい残っているかを確認しました。ここでの植林は2005年にスタートしており、地区によっては1%も残っていない場合もありますが、50%以上残っている場所もあり、2005年に植えたものは2メートル以上の高さに成長しています。

の写真
2005年に植えたものがこんなに立派に育ちました

の写真
ルルバオ小学校の児童65人が参加


2009年度のプロジェクト実績

2009年9月、日本からは7人のボランティアが参加し、地元のルルバオ小学校の児童といっしょに植林しました。まずは植えるべき種子集め。ヤエヤマヒルギの樹になっている、今にも落ちそうな種子を集めていきます。

マングローブの植林は、引き潮になった海岸に棒で穴を開け、ヤエヤマヒルギの種子を3本ずつ差し込むだけの簡単な作業です。しかし敵は暑さ。手伝ってくれた現地政府の職員が熱射病で倒れるなか、子どもたちも頑張ってくれ、7,580本を植えることができました。

そして半年後に確認したところ、今回植えた種の約85%が流されずに残っていました。2010年3月にも4,029本の種子を植え、2009年度の植栽本数は合計で11,879本となりました。

の写真
ヤエヤマヒルギの種子

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種子集めは木から直接



2009年度の活動(ツバル)

背景とプロジェクトの概要

ツバルはキリバスと同様、太平洋にある珊瑚礁でできた島嶼国です。海抜が低いため、波により海岸が侵食されるとともに、高潮の時期には満潮時に洪水が発生します。

一方で1950年代以降、地下水への海水混入により農業に影響が生じ、食料品を輸入しはじめたことから、容器包装などのごみ処理の問題も発生しました。ツバルにはごみ焼却施設がなく、ごみ捨て場には集められたごみがそのままになっています。洪水が発生すると、分別されていないごみから有害なものが流れ出す恐れがあります。

そもそも、ツバルではごみを処理する習慣がなかったので、「ごみは処理しなければならないもの」「分別すれば資源にもなる」という、基本的な意識を身につけてもらう必要があります。

そこでプロジェクトでは、海岸の浸食を緩和してくれるマングローブ林を再生し環境を守ること、さらに地域住民や子どもたちに、ごみの分別処理に向けた啓発活動を支援しています。

の写真
ごみが分別されず積み上がっている

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マングローブが育ち海面から葉を出しています


2009年度のプロジェクト実績

植林事業は現地との協力体制が確立し、順調に進行しています。

2009年4月には、国連環境計画(UNEP)特別大使で歌手の加藤登紀子さんが参加してくださり、この時の模様は日本のテレビでも放送されました。

他にも、5~10月にかけて、在ツバル台湾大使館やスウェーデン大使館、エコツアーの方々が訪れ、年間で約3千本を植林してくれました。

2008年度の専門家による調査結果と提案に基づいて、ぬりえ教材「Environmental Navigator」を制作しました。娯楽の少ないツバルでは、このような遊びでも子どもたちは夢中になり、「ごみとはなにか?」「ごみを放置するとどうなるか」など、大きな気づきと学びの機会になりうることがわかりました。

一方で、子どもたちはすぐに教材をクリアしてしまうため、別のツールも用いる必要があることが分かりました。今後は、何度も繰り返し遊べて学べるボードゲームのような教材の開発を検討します。

の写真
ぬり絵教材の表紙(1セット10ページ。パソコンからプリントして使う)

の写真
小学生がめいめいの色を塗ってくれた


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