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循環型農業支援

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地図:フィリピン 循環型農業によるエリ蚕織物づくりで、森林保全と女性や子どもの自立を支援しています。

4人のエコカード会員(寄付金500円/人)の支援で
現地女性1人にエリ蚕飼育指導ができました。

フィリピンのパラワン島では、生活のための森林伐採や焼畑農業が増えており、豊かな森林が失われつつあります。そこで、環境を守りつつ経済的に自立するために、キャッサバの栽培指導とエリ蚕の飼育・糸紡ぎ・編み物・織物などの指導を行っています。
キャッサバの葉はエリ蚕の餌になり、エリ蚕の排泄物はキャッサバの堆肥に、さなぎは家畜の飼料に、まゆは絹織物になるという循環型システムです。また、持続的な発展のために、技術を他の人に教えられるトレーナーを育成しています。

パートナー:NPO法人2050






2009年

背景とプロジェクトの概要

フィリピンのパラワン島は、風光明媚ではあるものの、貧困農民が多く生活のための森林伐採や焼畑農業が増えており、豊かな森林が失われつつあります。森林を守るためには、農民、特に女性たちに収入の途をつくることが、安易な森林伐採・開墾を防止することにつながります。

そこで、環境を守りつつ経済的に自立するために、キャッサバの栽培方法やエリ蚕の飼育・糸紡ぎ・編み物・織物などを指導しています。キャッサバはイモの木の一種で、茎を地面に刺すだけで育つ、とても栽培が簡単な作物です。

この循環型農業は、キャッサバの葉がエリ蚕の餌になり、エリ蚕の排泄物はキャッサバの堆肥に、さなぎは家畜の飼料になります。そして、繭は絹織物になり現金収入につながります。産業ができることで、貧困の解消と環境保全につながることが期待できます。

さらに、持続的な発展のために女性たちを「エリシルク協会」として組織化し、安定した品質の織物が生産できるシステムを構築するとともに、エリ蚕の飼育技術と織物の生産技術を他の人に教えられるトレーナーを育成しています。

の写真
エリ蚕の飼育場、白いものが繭

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現地トレーナーの指導技術も向上


2009年度のプロジェクト実績

2002年に開始した本プロジェクトは2010年度が最終年になるため、2009年度は輸出可能な製品づくりのための品質管理に目処をつけることが重要です。

2009年度は4月と11月の2回、現地での技術指導を実施しました。機を織る女性たちは、新たに持ち込んだオリビエ編み機にも興味津々で、熱心に練習を繰り返していました。エリ蚕の糸や織物などの製品も品質が向上し、製品選別委員会が設立され、安定した良質な製品づくりに向けて着実に進んでいます。

また、エリシルク協会が「政府公認のNGO」として認められたことも、大きなトピックです。これにより社会的な地位が得られ、今後の活動において有利に働くことが期待されます。

一方で、これまで作業場を提供してくれていた団体が移転したため、新たに作業場・事務所となる場所を探す必要が生じました。これはエリシルク協会の会員が土地の提供を申し出てくれたため、2010年度に作業場を建設することとしました。

全体的には製品の品質向上とともに、運営のシステムが整備され、自立に向けた準備が徐々に整いつつあるといえます。

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出来上がった織物

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品質を自分たちで厳しくチェック


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